2009年05月15日

こんなに寂しくて心細い世界に

こんなに寂しくて心細い世界に
私たちは肩を寄せ合って生きている。

不当に扱われては怒り
失っては悲しみ
すれ違っては嫉妬し
私たちは感情をぶつけ合って生きている。

そして、感情を隠して生きている。

背中越しに言われた言葉を
聞き返すまでのためらいとか。

納得なんてしてないのに
黙って頷くときの掌とか。

わかりもしない気持ちを
探るときの視線とか。

それでも、こんなにどうしようもない世界を
生きているあなたに訪れるものが
あなたに幸せをもたらしますよう。
あなたに光を授けますよう。

そうして穏やかな最期になりますように。
posted by ホワイトビア at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月04日

私は私にしかなれない。

私は私にしかなれない。

私は私のコアによって形づくられて
ばらばらだったものがまとまり
ひとつの形状になり、個体となり、思索を始めた。

私は私のために、私以外のものを摂取し排出し、
私は拡大し、歩行を始めた。

私は他の一切になることを諦めて唯一、私になることを選び
そうして私は時間を得て、形を得て、言葉を得た。

私は、まとまろうとする力と、ばらばらになろうとする力の
どちらをも感じることができる。

始まろうとする力と、終わろうとする力と、
出会おうとする力と、別れようとする力と、
近づこうとする力と、遠ざかろうとする力と、
生きようとする力と、死のうとする力と。

私は私に、なることができる。
posted by ホワイトビア at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月15日

あの色を見て決めたことがあって。

DSCF0032.JPG

あの色を見て決めたことがあって。
海は何も言わなかったけど。
私が、そうだと、あの光を見て思ったのだから。


それでも私は我侭で。
あのとき信じたものが
今、現実となってここにあって
私はあまりにも、ちっぽけでちからなく
うなだれるしかなくて。

それでもあの海は、きっと今も、輝いているのだろう。
誰かを励ましているのだろう、勇気付けているのだろう。
あのときの私の背を押したように。
今も波は、打ち寄せているのだろう、なめらかな美しさで。

posted by ホワイトビア at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月28日

光った気がして目を開けたら

RIMG0043.JPG

光った気がして目を開けたら真っ暗闇だった。

もう一度目を閉じて見えたものは兎だった。
すぐにぼやけて消えて、私は取り残された気分だった。

呼ばれた気がして見上げたら、青空がただ広がっていた。

もう一度うつむいて感じたのはあたたかさだった。
すぐにぼやけて消えて、私は。

私は、舟を漕いでいた。青空を抜けて、少し馬鹿げていた。
自分の力で漕いできたと思っていたけれど
ずいぶん風が吹いていたんだ。それは素敵な風だった。

1人ではたどり着けない場所へ。
1人では見られなかった景色へ。

1人では感じられなかった温度を、運んでくれた風に
ありがとうとつぶやいて、すぐにぼやけて消えて、私は。
posted by ホワイトビア at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月14日

ばら撒かれた無数の点は

ばら撒かれた無数の点は
いつか線で結ばれ、まとまりを得て
意味を生成しながら私に迫るだろう。

今はその、無意味な断片に
耳を傾け、視線を注ごう。

期待や価値を丁寧に取り除いて
ただ待とう。ただ信じよう。

退屈な時間に身を委ねた先に
立ち現れる真実は私を痛めるのだろうけれど
私はそこから逃げない柔らかさを手に入れよう。
posted by ホワイトビア at 18:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月31日

どれだけたくさん知っているか、ではなく

どれだけたくさん知っているか、ではなく

どれだけ自由に思索できるか。
posted by ホワイトビア at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月06日

攻撃することが、防御の手段に

攻撃することが、防御の手段になってしまっている。
相手を傷つけることで、自分を守ろうとしている。

あなたが握っているナイフが、ナイフだと気づくのは
いつなのだろう。
あなたが握っているナイフについている血が、血だと気づくのは
いつなのだろう。
あなたが傷つけている人が、人だと気づくのは
いつなのだろう。

あなたがいつか愛した世界が、いつか愛するであろう世界が、
ここに繋がっていると気づくのは

一体いつのことなのだろう。


人をナイフで傷つけて、血を見るあなたの内側に
さみしいさみしいといって駄々をこねる子どもがいる。

ナイフを下ろした瞬間に、内側からさみしさに侵食されるから
あなたはナイフを下ろせずにいる。

あなたはまるで、自分が死なないように、相手を殺しているかのようだ。

誰が教えるのだろう、どうやって学ぶのだろう。

さみしさに耐えることで、私たちの自由が開けるということに。
さみしさに耐えることで、この手で人の心に訴えるものを創り上げられるということに。
さみしさに耐えることで、あなたと真に触れ合えるということに。

そのナイフから、花を咲かせよう。下手なマジックみたいに。
そうして束ねて、あなたに届けよう。下手なラブレターみたいに。

さみしくて無力な人同士として、この約束された地で出会おう。
posted by ホワイトビア at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月04日

右手でも左手でも構わない。

右手でも左手でも構わない。
届くなら、満足ゆくまで。

右足でも左足でも構わない。
踏み出すなら、自由な意思のもとに。

右目でも左目でも構わない。
見透かすなら、どこまでも内側を。

右耳でも左耳でも構わない。
澄ますなら、真実が聞こえる、その瞬間まで。お願い。

こころを語るなら、たった一つのその口で
有限の言葉を無限の組み合わせで編み上げてください。
posted by ホワイトビア at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

私にできることは結局

私にできることは結局
信じて待つということだけ。

そこには
風も吹かず
陽も射さず
雨も降らず
地は乾いて
何も動かずに

まるで死んでいるように見えても
誰もそこに生命が芽吹くなどと想像しなくとも

私は信じて待つことしかできない。

そこに眠るかもしれない種はどんな形だろう
いつか、硬く冷たい地を割って頭を出す芽の力はどれくらいだろう
初めて空気に触れて、そっと開く葉はどんな色だろう

私には、信じて待つことができる。

あなたの歩みを、あなたの思う動きを、あなた自身の人生が
いつか花咲くのを。
posted by ホワイトビア at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 文章 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月06日

yes,we can. オバマ氏勝利宣言演説

私の中に、誰かを攻撃したい衝動が生まれること。
きっとそれを受け入れるのは私自身しかいないだろう。

私の中に、誰かを愛したい衝動が生まれること。
きっとそれを受け入れるのは私自身しかいないだろう。

多くの人が殺しあったその、さなかも
多くの人が愛し合ったその、さなかも

人は生きて、世界は続いて、いた。

いつか愛する人と共に見る世界も
もしかしたら私の子どもが生き抜く世界も
ただ、美しく、開かれている。
ただ、可能性に、満ちている。

醜く卑怯な私も
夕暮れに見とれる私も
明日もこの、開かれた世界を生きるのだろう。
posted by ホワイトビア at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。